Uえい

未来世紀ブラジルのUえいのレビュー・感想・評価

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)
3.0
10年くらい前にチャレンジして序盤で見るのやめたのを思い出した。
なんでやめちゃったんだど思うくらいの傑作だった。

80年代から思い描く未来都市が舞台で、情報局という政府の機関で働くサムが主人公。彼は度々、イカロスのように空を飛び、ヒロインと巡り合う妄想をしていた。
そんな中、政府の手違いでバトルさんが冤罪で捕まってしまう。その尻拭いにバトル夫人の元に向かうサムだが、そこで夢で出会うヒロインそっくりのジルに出会う。彼女を追うサムだったが、、

いい感じにごちゃごちゃしていて、整理しながら見れないと楽しめないと思う。
まず、物語は基本的に主人公サムの主観で描かれていて、近未来の現実と、ファンタジーの空想の世界の2面が描かれている。
また、現実では、貧富の差が激しく、政府に対抗するグループがテロ活動を行なっていて危険な状態である。この前提を知ってから見ると分かりやすいかなあ。

ビジュアルが圧倒的で、近未来の雰囲気などが最高すぎる。また、妄想と現実が入り混じる感じは、マトリックスの雰囲気も感じた。
ラストシーンも衝撃的で、カルト映画として有名なのも納得だった。ちょっとガリガリ博士に近い感じ。
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