だい

エルマー・ガントリー/魅せられた男のだいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマがどこにあるのか今ひとつ理解しにくいやつ。

そもそも日本人には信仰復興運動ってのが全く馴染みがないし、
映画冒頭に信仰復興運動への云々って出てくるけど、
馴染みがなさ過ぎて、信仰復興運動への批判なのかどうかすらよくわからない。

実際、シャロン自身が敬虔すぎるくらい敬虔なうえに、
奇跡まで起こしちゃってるし、
エルマーはシャロンという目的はあったけれども、
少なくとも祈ることへの価値は見出してるし。


宗教運動といえども、
何かを組織として運営していくのにお金が必要というのは当たり前すぎるくらい当たり前だから、
スポンサー探しとかだってそんなの何の違和感もないし、

だからこそこの映画が何を表現したかったのか、
訴えたかったかがわからなかった。

宗教伝道者の処女性をテーマにするなら唯一理解できるんだけど、
結果的にそういう感じでもないし、
たぶんキリスト教に何らかの思い入れとかがないと理解できないのかもしれない。


クリスチャンの人たちはエルマーのどういう所が否定的に映るのかな。
前述したように、ぼくにとっては入口がどうであれ、
信仰についての肯定的意見を持つに至ったエルマーって、
あの運動が産み出したライトな信者であることには変わりないから、
結果的には否定する要素が無いように思えるのだけど。
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