Ridenori

エルマー・ガントリー/魅せられた男のRidenoriのレビュー・感想・評価

3.4
1960年のアメリカ映画。
女たらしの行商人エルマー・ガントリーがキリスト教復興運動を進めるシスターのシャロンに一目惚れ。自分もその一員としてお供をすることになり、得意の話術でその中でもトップに登り詰める。しかしそこには記者や過去の女など様々な障害が立ちはだかる・・・

最後まで忙しくて、飽きさせない映画。
舞台となっているのは1920年代のアメリカなんだけど、当時の社会風刺もうまくされているし、恋愛ドラマとしてもシンプルでよい。
そしてなによりも宗教をこんな風に真正面からド直球で扱ってるのはすごい斬新。
進化論やリバイバル運動のことについてとか色々でてくるんだけど、最後の火事のシーンから見ても「最終的にみんな人間で身勝手で人間くさい人間なのである。だからこそ神にすがるんだよね」なんてことなんじゃないでしょうか。

主演のバート・ランカスターはかっこいいんだかなんだかわからん・・・
たまに見せるニカッとした笑いが気味悪いようにも思えるけど、それは役にはすごい合ってたよなー
ジーン・シモンズ(KISSのジーン・シモンズとスペルが一文字違うだけ笑)はきれいだったけど、それ以上にアバズレ、ルル役のシャーリー・ジョーンズがかわいいっ!なんか役のわりにすれた感じじゃなかった。

アカデミー賞3部門受賞の良作
Ridenori

Ridenori