ラグナロクの足音

夜になるまえにのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

夜になるまえに(2000年製作の映画)
3.4
カストロ政権のキューバで生まれて、アメリカに亡命して、 エイズで死んだ作家レイナルド・アレナスの自伝作。ハビエルバルデムのナレーションで語られる、アレナスの美しい言葉の数々は深く胸に響く。当時のカストロ独裁政権下でのキューバの厳しさが新鮮だった。ホモセクシャルへの対応がここまで酷かったとは。流石に牢屋に入って他の囚人たちの手紙を次から次に書いてあげる描写はやりすぎかと思ったけど、監督がジュリアンシュナベールなので絵画的というか現代アート的というか話を意識するよりも画で勝負するイメージが付き纏った。濃い人生だったのは百も承知だが、こんなにぶち込まなくてもいいのでは。。カメオで出てくるショーンペンやジョニーデップが笑える。デップは無駄に2役もやるもんだから困惑したわ。
ラグナロクの足音

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