やがて来たる者への作品情報・感想・評価

『やがて来たる者へ』に投稿された感想・評価

戦時下、心を壊されても希望を持てるのか、希望はあるのか。理不尽を理不尽として理解しきれない子供の視線にとてつもなく心が痛む。死線を越え無人の我が家に辿り着き見たものは、、、絶望。


第2次世界大戦末期にイタリア・ボローニャ近郊のある山村で実際に起こった虐殺事件を描く。

イタリア北部の山あいにある小さな農村。静かなこの村にも、戦争の影は徐々に迫っていた。8歳のマルティーナは、…

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odyss

odyssの感想・評価

4.0

【史実とフィクションの見事な融合】

監督のディリッティは寡作で知られる人だとのこと。日本公開作はこれが初めてでしょう。むろん、私も彼の映画を見るのは初めてです。

史実であるマルザボットの虐殺事件…

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matsu

matsuの感想・評価

4.0

2009年イタリア映画
(実話ベースの衝撃作品)



※ネタバレ含みます

第二次世界大戦末期、(もともと同盟を組んでいた2国)イタリアにドイツが徐々に侵攻してくる

舞台はイタリアのボローニャ近…

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ちょっと救いがない

中盤までは戦争に翻弄されながらも田舎で淡々と慎ましく生活する人々の姿を丁寧に描いた演出で良かったんですけど。ラストになって怒涛の虐殺ラッシュ。結局ナチスもパルチザンも報復合戦を…

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sima

simaの感想・評価

4.0
ファイル⑤

「マルザボットの虐殺」実話ベース。淡々としていて長く感じる。重い、辛い。
 かなり惨い、悲しい、つらい映画。しかしこれは、目を背けてはいけない史実。
エイジ

エイジの感想・評価

3.9

人々の暮らしを主張することなくカメラが映す。それこそ少女の目線。この映像はイタリア映画ならではだな。

引き込まれました。

説明なんてなくてもしっかり伝わる映画

タイトルの意味を考える。
産まれ…

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いち麦

いち麦の感想・評価

5.0

話せなくなったマルティーナだが賢く勘どころが鋭い。戦時下の大人たちの世界は、垣間見る彼女の視点で生々しく切り取られ興味を引く。終盤の残虐シーンが特異な音響演出と相まって凄まじい臨場感。彼女の顔が時…

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小さな山村の大家族。
ブドウを育て、ワインを作り、牛を飼い、つつましく暮らしていた。
戦火がそこまで来ている。気配はだれもが感じていた。

     北イタリアの山間部。
     1943年7月 …

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