ちょうどいい

女はみんな生きているのちょうどいいのレビュー・感想・評価

女はみんな生きている(2001年製作の映画)
4.5
「セックス・トラフィック」「トゥルース」「ヒューマン・トラフィック」…。
酸鼻を極めた人身売買を凄絶に描いた作品は数あれど、当作は宗教、ジェンダーロール、家族観までウィングを広げた極めて示唆に富んだ良作。

強い女性ノエミと家庭(大半は夫のトキシックマスキュリニティではあるが…)に疲れ果てたエレーヌの友情物語…、的な側面だけで鑑賞しては実にもったいない良作。

折に触れて女性を客体化した“脳筋”どもの野放図が腹立たしい。