終盤、画作りがとことんリッチで良いです。雪の中に車が止まってるのとか、痺れました。
変な言い方ですが、レイアウトがバッチリ決まっているのと、久石譲さんのスコアが徹頭徹尾完璧です。画面の強度は色と音…
花と火、生と死。
それぞれが死に向かって生きているが、その炎は美しくて、決して花に劣ることはない。
殺すことは悪とされても仕方がないが、死は悪ではないということ。美しいということ。
結局、死ぬという…
生死や善悪は自分で決めるという姿勢をひしひしと感じた。一貫した信念を持つのではなくケースバイケースで決めている感じが新鮮だった。
たけしのちょうど足元にボール転がってくるシーン(他の監督だったらも…
借金まみれの北野武が警官の格好してタクシーをパトカーに改造して銀行強盗して、余命幾ばくもない妻と小旅行する映画。
ヤクザや警察間での暴力といういつものやつと、終活というかソナチネのような自死に向か…
今まで観た映画のなかで一番好きかもしれない…!
花火のような、はかなくも美しいとき
それを懸命に生きること
そんなことを映像美と極限まで削ぎ落とされた台詞、そしてユーモアで描いていた。
心が暖…