北野映画マラソン、この辺からちょっっっと雲行きが…
「海外で賞取って、世間からの注目も本作から大きくなり始め…」という印象だけど、肝心の内容は「3-4X10月」と並んで、あまり印象に残っておらず。
久しぶりの鑑賞だったが、序盤から露骨な説明台詞の多用に(特に過去作から連続で観ていると)『…およよ?』と首を傾げ、その後も悲劇や喪失が“デザインされたもの”に見えてしまい、あまりノれず。絵画の使い方にも「これは大杉漣が描いたものではない」というノイズが…
ただラストには、ずっと同じような描き方をしてる女性観含め、陳腐な言い方になっちゃうけど「ハードボイルド憧れ」…みたいな味わいが滲んでいて、嫌いになれなかった。w