Epinefrina

アンダルシア 女神の報復のEpinefrinaのレビュー・感想・評価

アンダルシア 女神の報復(2011年製作の映画)
1.5
豪華出演陣によるハリボテ映画第2弾

一作目よりはまだ外国人役者の登用が多かった分、前作よりは「なぜ舞台を外国にする必要があるのか疑問」という問題の程度は低下したが、結局は主要人物は全て日本人な事に変わりはなく、視聴中その疑問は膨らむばかりで解消されることはなかった
この辺はスタッフ・キャストの語学力の問題なのか、外国人を使う気がそもそもないのか、観客の語学力が問題なのか何が原因かわからないが、海外で撮影した作品であるにも関わらず、頑なに外国人俳優を主要人物に使わないのには訳があるのだろう
なら、なぜわざわざ外国を舞台にした作品を作りたがるのか?ただ外国で撮りましたという箔をつけるため以外に考えられるもっともらしい理由は他にあるだろうか?

また、前半〜中盤まではまだしも中盤から後半に掛けては正しく日本的脚本・台詞回しであり、対象年齢が低過ぎて観るに堪えない代物だった
あのような脚本・台詞回しを今後も続けていく限り、役者の演技力以前の問題で邦画は見向きもされなくなるだろう

脚本の質が質が低い理由は、脚本家に優秀な人材が来ない、脚本のプライオリティが日本映画界で極端に低いなど理由は数多あるだろうが、素晴らしい小説家、漫画家(漫画シナリオライター)が数多くいる訳で、人材がいないことはないと思う
最終的に商業的な成功はキャスティングの質(固定ファンが多いイケメン俳優・若手女優)に左右される部分も多いのだろうが、映画で何よりも重要な脚本をもっと尊重すべきなのではないか
Epinefrina

Epinefrina