原題: El espíritu de la colmena
英題: The Spirit of the Beehive
スペイン内戦が第二次世界大戦の前哨戦となっていたことも知らず…😅おおよその歴史的背景を頭に入れてから鑑賞。なので列車から飛び降りた男が脱走兵か何かであったことは想像できました。
私はよその国の内戦について、世界史で学んだのだろうけれど、世界大戦の方ばかりに意識が行きがちで知識があまりにも無さすぎると猛反省。これからももっとアンテナを広げて浅くても構わないので兎に角今起きている世界の事実のアップデートが大事だと痛感。
本作、多くのものが内戦での傷を隠喩していたと思うのですが、たくさん取りこぼしてしまったと思われます。スペインの方が観たらすぐに分かることも、わからなかった。
そもそもミツバチ🐝は何を隠喩していたのか。ミツバチの生態について幾度か述べられますが、スペイン内戦とどう関わってくるのか。女王蜂と働き蜂が、フランコ総統と兵士や国民全体の象徴でしょうが…。
家の窓ガラスのハニカム構造が幾度となく、光が当たったり、暗かったり、大きくはっきりと映し出されていたのがとても印象的でした。
主人公のアナ!イサベルも決して小さくはないのですが、なんてつぶらな大きな瞳。ここまで大きいと眼での演技が非常に心に残ります。
本作、極めて控えめな反戦映画なのでしょうね。