DelayMan

ミツバチのささやきのDelayManのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
2.5
午前十時の映画祭で鑑賞
50年前のスペイン映画 舞台は1940年代スペイン
村にやって来た映画フランケンシュタイン
姉 イザベルにフランケンシュタインは街の小さな小屋に夜だけ現れる という言葉を信じた妹 アナ、2人の姉妹と両親の日常を描いている

解説を読むまでほとんど気がつけなかったが、家族関係や舞台の荒廃した風景は当時のスペイン内戦に対する政権批判をメッセージとして込めているとのこと
必要以上のセリフ、演出を削ぎ落としほとんどストーリーに展開はなく後半まで進んでいく
ただ、観ている間に自分はそこまでメッセージを感じることは出来なかった
映画の画としては凄く強いので、そこがこの作品の凄さにも感じた

アナとイザベルは当時5歳だったらしいが、表情からオーラまで完成しきっている
この作品以降アナは数作出演しているが、特に女優業を続けていった訳ではないのが勿体なくも感じるくらい
アナは特殊メイクのフランケンシュタインを実際に信じきっていたとのことで、だからこそナチュラルで圧巻の演技だった
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