やっぱり自分は今の映像文化に慣れすぎているんだなあと痛感。
90分くらいなはずなのに長いと感じてしまうのは、あのテンポ感に意識が慣れてないからなんだろうなと感じる。
自分の想像力と解釈力が足りないので、アナの周りにこれでもかと張り巡らされるメタファーやほのめかしが、何かはあるはず、と思いながらも自分の中で像を結ばず最後まで行き着いてしまった印象。
とは言え、映画はあなたがそれを観て感じたものが全て、でいいのだ、という事は分かりつつも、もう少しこの映画は分解して見れた方が良いだろうなという気はした。
なので、自分の印象としては、時間軸に沿って何かが描かれるという通常の映画とは異なって、アナを中心に同心円状に、あるいはもう少し歪つかもしれないが、アナを中心に世界の描かれ方が広がっていくような展開だったな…という感じ。
とは言え、それはそれで間違ってなかったような感もある。
あと、自分はたぶんこういう緊張感のある映画はやはり苦手なんだな、と改めて知った。
観た後に、POPLIFE the Podcastの#170を聞いて色々と補完した。
これでもう一回見たい。