地元のミニシアターにて
この作品は初鑑賞。
事前準備なしで鑑賞したのだが、
なるほど、これは若い頃に観ていたら間違いなく挫折していたかも(^_^*)
最近はこの作品のような「細部まで語らない」映画に馴染んできているので、興味深く観ることはできたけれど。
まずはロケ地の勝利。
リマスターされた映像はどれも素晴らしいし構図も決まっていた。
物語は終始不穏な雰囲気を漂わせていて、この先になにか酷いことが起こりそうなゾワゾワ感がたまらない。
スペイン内戦のことを暗喩しているのは鑑賞後に知ったのだが、これは正直わからないですよね。わからないという事はこの映画が「優れた作品」だということ。
自分が初見で思ったのは、家の窓がミツバチの巣のような形状だったので、その家の住人がそれぞれの種類の蜂を表しているのかなぁ？ ということ。
あと、時系列をいじっているのかな？
お姉ちゃんは既に亡くなっているのかなぁ？？ なんて思った。
この作品は多くの映画人に多大なる影響を与え、オマージュ作品が作られたようですね。一通りレビューを読ませてもらったが、そこに挙がっていない作品で言うと、最後の木の枝の影が揺れるシークエンスは、イ・チャンドン監督の『オアシス』で印象的に使われていたような。
ただ、アタシは虫が大嫌いなので、ミツバチが出てくるシーンは全て「瞳をとじて」いたww 当然スペイン語がわからないので、その大事な箇所の字幕を読んでいない。そんな個人的な理由で、この評価です。
新作は配信待ちかなぁ...
