幼少期感じてた興味とも恐怖ともつかない気持ちがこんなに表れてる映画って見たことがなかった
幼少期を描いている映画の中では個人的にはベスト
映画館の方に冊子を偶然をいただけて、
1973年に行われたビクトル・エリセのインタビューでこう語られてる
「それは、惹きつけられるけれども拒絶したいという両方の色に染まったもので、幼児期のある瞬間にどこかの暗い空間の中で体験したものだったわけです。つまり、他の多くの人たちが持ったであろう関係と同種のものです。その後、人は成長してゆくにつれて本を読み、もっと映画を見て、次第に多かれ少なかれ意識的な観客になってゆき、そうしてこの最初の体験は、文化的体験によって超えられ、補完されてゆくわけです。けれども、あらゆる神秘的体験のうちで最も重要なのは、幻影の姿が露わになる瞬間、通過儀礼の瞬間なのであり、僕はそれに身を任せることにしたわけです」
あとシンプルに子役の子めっちゃいい!
その冊子のイントロダクションに「子役が素晴らしい映画は国際性と永遠性を獲得する」って書いてて、まさにそれを感じた(その伝統でスペイン映画は優れてるらしい)
中学期描いてる映画のベストが怪物、小学校高学年描いてる映画スタンドバイミーなら小学校低学年描いてるベストはこのミツバチのささやきかもしれない