ときたま

ミツバチのささやきのときたまのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.5
姉のイザベルも
こどもらしく可愛いのだが、
妹のアナトレントが
それに輪をかけて可愛い。

姉とのやりとり
ポンチョ姿に小さなカバン
教室で座った姿
小屋に逃げてきた
男を思いやるところ
井戸を覗き込む姿
映画を食い入るように
観るまっすぐな瞳。

この映画の時代背景の
絵も言われぬ暗さの中で
ひときわ小さくて輝いた
希望の光なのだと
思った。

あと、何げない風景が綺麗。
特に遠景の美しさ
線路、
丘から小屋へ見下ろす風景、
母が自転車で駅へ向かう
曲がりくねった道。

いちばん好きなのは
ミツバチの住まいを
象った窓枠かな。
黄色い光に照らされて
すごく良い。

私はアナ。
ときたま

ときたま