菜緒都

ミツバチのささやきの菜緒都のレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.7
全ての映画と、映画を見ている全ての瞬間を愛し続けざるを得なくなるような後味だった。
ヴィルヌーヴの「メッセージ」のラストシーンを見た後の感覚に似ていなくもない。

説明しない姿勢にかっけーってなったし、このぐらいでいいよなーとも思った。
もちろんジャンルやテーマによるけど。
大島弓子作品からモノローグを抜いたらこんな感じになるだろうか、、なんて妄想する。

ショット的には、POP life the podcastでも言ってたけど(たぶん)、自転車降りて汽車が来るショットは「お〜」ってなった。

冒頭の子供のわちゃわちゃ感はジブリとか松本大洋を想起した。
廃屋の側で主人公がポツンと立ってる様子をロングで撮ってるショットとか、そういうショットで主人公が歩いた時のてくてく感とか、すごい「ジブリで見たことあるやつー!」ってなった。

あと、38歳のおじさんが言うといろいろ法的に怪しいけど、主人公の女の子が天使すぎてやばかった。
菜緒都

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