美しい映像とスペインの独裁政権下の時代。
養蜂のシーン、自然いっぱいの景色、絵画のような部屋。
スペイン国民がフランコ派と反対派で分断されているように、全てが内戦の国民の心情に繋がっているようだ。
小さな村の公民館で映画『フランケンシュタイン』が上映され、村人のほとんどが真剣に鑑賞する。その中にイザベルとアナの幼い姉妹。
6歳の少女アナはスクリーン上の怪物を精霊と思い、姉から怪物は村外れの一軒家に隠れていると聞く。
一人で廃墟に行ったアナは脱走兵と出くわすが、精霊だと思い込み怖がらずにリンゴを差し出し、その後は父親の洋服や時計を運んで与える。その夜、兵士は銃殺される。
美しい映像とスペインの独裁政権下の対比。
養蜂のシーン、自然いっぱいの景色、絵画のような部屋。
スペイン国民がフランコ派と反対派で分断されているように、全てが内戦の国民の心情に繋がっているようだ。
じっくり見直したいと思える作品。