映画に夢中だった頃【今でもそうだけど】
まだ若かったから、ちょっとカッコつけるところが僕にはあって、
「どんな監督が好きなの?」て聞かれ、
「ヴィクトル・エリセ。」て答えたことがあった。
カッコつけの答えだから、エリセは、本作と「エルスール」しか観てなかったし、どちらもあんまりわからなかった。【感じはよい映画だなとは思ってたけど】
今回、カッコつけたのを取り返そう?と再見。
全部のシーンがつながって、そうか!て落ちたわけでもないし、歴史的風土とかわからないこともまだまだ多いけど、何かパワーある映画だったなあ〜
まず、すげ〜ミーハなところから。
アナがすごく可愛い!
アナ目線で、アナと同化して思わず見てしまっている。
だけど、それを突き放すようなオトナ社会の流れ。
アナの世界とオトナ【スペイン内戦の重い空気感もすごい】の世界の分離?
父親がやっているミツバチの仕事も何かを語っている【何かって何よ?てセルフツッコミ】
「空気感」て何かわかったようなわかんないような言葉だけど、アナの成長、まわりには恐怖を感じるものへのまだ幼いからこそのコンタクトなど、特別の「空気感」を持った名作です。
カッコつけてた若い俺〜、どうだい?!