ロケーションも美術もキャストも、とても自然でそれでいて必然的で説得力があった。
作品製作当時の背景にスペイン内戦があって、検閲を避ける為に本当に語りたい事を隠して表現していると映画評論家の町山智浩さんが解説されていたけど、そういう事を知らずにファンタジーとしてだけ観ても十分素晴らしく、特別な作品になり得ると思う。
こういう作品の廉価版が出ていないのはとても残念な事だと思う。それと、この作品を観る前に1931年版フランケンシュタインを観ておいて良かったなと思う。
僕が購入したVHSに川本三郎とかいうおっさんの解説が入っていて、とてもとても重要なネタバレを思いっっっきりしていた。アフォかと。
未見の方は、いつか観る日の為になるべく情報を入れずにいた方が良いし、そうする価値がある作品。