穏やかな・淡々とした・奇妙な・美しい・怖い が混ざった、妙に心地がよくて深く浸かってしまうような映像だった。
アナを見ていて、ああ、子供ってこうゆう混ざりっけのない純粋で怖い目をしていたよなと思い出…
少女と世界と死の話。
主演の少女の真っ黒な瞳の真っ直ぐな視線、その先にある世界。
作中、ずっと死の気配がする。
知らずいつのまにか自分の視点が失われ、少女の目線で世界を見せられていた感覚だった。
…
『ミツバチのささやき』と『エル・スール』と2本借りてきて観た。「ナラタージュ」の影響。
アナが可愛い!そしてなんとも印象的な目。
ストーリーはよくわからないところが多かった。てかあらすじに出てくる…
傑作だが、当時のスペインについて知らないと訳がわからないと思うのでそれについて書こうと思う。
まず、この映画が製作された1973年のスペインはフランコ将軍によって独裁政治が敷かれていた。もちろん映…
『瞳を閉じて』の公開に合わせて再鑑賞。
といっても、内容はほとんど覚えていなかった。
1940年のスペイン、という時代背景を知らずに見ても、映画「フランケンシュタイン」の巡回上映がやってくるぐらい…
切れた薬指の血を、唇に口紅のように塗るシーンにハッとした。こんなに美しいシーンあります?
映画としてタブーな言葉も呑み込んで映画にしちゃうんだからなぁ。
そういう評論を読んだからだけど、見えざるもの…
この家族の一体感が無く分裂した様子や
そこに流れるひんやりした温度が不安を煽る。
確かにアナの瞳は吸い込まれそうな程美しい♡
けれどそれは端から一方的に眺めているからに過ぎない。
あの凛とした…
私はアナ。
主人公アナを頭のボーっとした子どもだと思って観ていた。イサベルはしっかりした感じ。でも、イサベルは猫の首締めるんだぜ!びびった。しかも自分の血でルージュをひくおませちゃん(というかサイ…
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