2023/3/21
1789年7月14日から1795年8月22日にかけて起きたフランス革命中、本作で描かれるのは1793年9月から1794年4月まで。ダントンとロべスピエールの対立は既に始まっていて、ある程度のフランス革命の知識が必要。私には大した知識がないため、鑑賞後にネット検索で大部分を補うことに。それでも、ジェラール・ドパルデュー演じるダントンのカリスマ性は感じられたし、ロべスピエールも彼なりに苦悩しているように思えた。特に後者は、恐怖政府の立役者的な位置付けの人だけれど、ラストの彼からは後悔しか感じられなかった。また、ダントンたちに対する形だけの裁判がただただ恐ろしく、逮捕から処刑までの期間があまりにも短いことに驚くばかり。処刑前のダントンの最期の言葉が印象的で、ダントンの処刑から約4ヶ月後にロべスピエールも処刑される。
