ふじたけ

白夜のふじたけのレビュー・感想・評価

白夜(1957年製作の映画)
4.5
初ヴィスコンティ作品。原作未読。ドストエフスキー原作なだけあって、主人公の男と彼が恋した女性の人間らしい葛藤がよく表現されている。だが、冒頭の主人公がポツンと一人立っているカットとかは良かったけど、もう少しそういった映画ならではの空間的時間的表現や音を使える表現をうまく使えた気がする。と思ったりもしたけど、それは欲張りすぎでこの映画の完成度は十分に高かった。描かれた主人公、そして女の子の弱さは誰しもが抱えているものだと思うし、やっぱドストエフスキーは弱者を描くのが上手いなって思う。恋愛はそう簡単に割り切れない(u_u)
ブレッソン版をどうにかして見たい
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