きよP

アンダンテ 〜稲の旋律〜のきよPのレビュー・感想・評価

アンダンテ 〜稲の旋律〜(2009年製作の映画)
3.0
引きこもりの女性が農業を通じて立ち直っていく話。わりと重いテーマを扱っていたが、重苦しい演出ではない。親子の葛藤がテーマにあると思うが、母娘の関係はあっても、父娘の関係は放置されたままだった。むしろあの家族の中で父親の態度にいろいろと問題の鍵があるように思えたのだが。
農業のあり方について説教が入る。製作者側の意向が強くあるのだろう。話全般は良かったが、鼻につくところが所々にあり、そこは好みではない。ラストの演奏会の演出はやりすぎでは。借り物なのにあの場所はどうだろう?
きよP

きよP