鈴木清順が田村泰次郎の原作を2度目の映画化。1度目は谷口千吉の「暁の脱走」。清順のインタビューによれば調布の日活スタジオの近郊にオープンセットを建てて撮影された。
清順は「高低差」だ。白日夢の場面、…
凄まじかった。90分の密度じゃないだろこれという凄み…まず、かなりダイナミックに動くカメラワークの妙。パンからトラッキング、スピンまで自家薬籠中という風に縦横無尽に動き回るが、中盤以降のエキストラが…
>>続きを読むこちらも四半世紀ぶり。国家に仕える者たちの砂塵と荒廃の青春で、まぁ國は信用できんよなって云う。兵隊の鏡みたいな融通のきかない川地民夫を、あの手この手でどやしつける肉食系乙女な野川由美子の図。裸体から…
>>続きを読むシネスコはこの映画のために、なんなら野川由美子の走る姿を記録するために開発されたと言っても過言ではない凄まじい傑作。戦地を掛け抜ける横移動のショットはポンヌフの恋人の花火どころじゃない。しょっぱい顔…
>>続きを読む凄まじい。フォードを彷彿とさせる陰影の強い画面と馬の躍動。完全に黒澤の上位互換。スローモーションとストップモーションが変にグッとくる。野川由美子の圧倒的な顔面と表情と演技。激しい爆撃の中を疾走する野…
>>続きを読む凄い映画。
間違いなく娯楽超大作といった風格のセットやロケーションを舞台に、生=性=娼館と死=士=兵隊の世界が対比されつつも惹かれあい、それらが一体となったクライマックス。あまり有名ではなかったはず…