ゆうそら

十戒のゆうそらのレビュー・感想・評価

十戒(1956年製作の映画)
4.8
シナイ山にてモーセの石板に十戒が刻まれていく場面は心にジーンとくる🔥吹き替えの声が沁みます。

神との約束の地カナンへ、イスラエル民族を率いていくモーセ。
当時の政治で殺されるべき幼い生命であったモーセを、母と姉の知恵で王宮へ送り込み乳母として母がモーセを育てながら選民教育をしていった。
何不自由なく王子として育つが全てを捨て、神との約束の地を目指して40歳で民族を率いてエジプトを後にする。沢山の天の導きのなか荒野40年を歩む。

なんと言っても、紅海を割って突き進んでゆくモーセとイスラエル民族の描写がすごい!

何度となくイスラエル民族の不平不満を浴びせられても不信を訴えられても忍耐しながら時には石板を割っちゃいながらも、率いていく姿は、家庭や組織で味わうことと似ていて、今もむかしもリーダーの苦悩は同じなのだと思いました。

最終的にカナンへはモーセは力尽きて入れなかったけれど、モーセの信仰を相続した二世たちが入っていく。親の信念と生き様は引き継がれてゆく。
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