エジプト王朝がヘブライ人を奴隷にし栄えていた頃、ヘブライ人の家に生まれたモーゼ(チャーストン・ヘストン)のお話。
「旧約聖書」の「出エジプト記」が原作のこの作品。4時間近い大作。大勢のエキストラを使った広大なピラミッドやスフィンクスの建造シーンや有名な海が割れるシーンがふんだんにあり、まだCGもない時代の作品という驚き。
「ベン・ハー」と並んで、すごいのを観たという疲労感。子供の頃、両親と私の友達の両親がビデオ鑑賞するそばで、友達と存分に遊んでたのを思い出す。
以下は、あらすじメモ。
時の王ファラオが、ヘブライ人の救世主の誕生を恐れ、ヘブライ人の男児を皆殺しにする令を出したが、モーゼは王家のベシアに秘密裏に拾われ王子ラメセス(ユル・ブリンナー)と共に育てられる。
モーゼは優秀に育ち王の座を継ぐのに申し分ないとされていたちょうどその時、自分はヘブライ人である事を知る。
ラメレスにより砂漠に追放されたモーゼだったが、羊飼いの民族に助けられ、家庭を持つまでに。ある日山の中で光るものを発見したモーゼは神からヘブライ人を解放するよう啓示を受け、エジプトに戻るのだった。
到底認めるわけがない、王になったラメレスだったが、モーゼの予言した10の災、そして一人息子の死に屈し、奴隷達を解放するのだった。
しかし、エジプト軍を率いるラメレスは、大勢のヘブライ人は紅海の海岸まで追い詰める。絶体絶命のモーゼと奴隷達。しかし、火柱が軍をはばみ、海は真二つに割れ奴隷達を通したのだった。
その後モーゼは40日も山に篭りきりになってしまい、人々は偶像崇拝や享楽にふけるしまつ。そこに神により石に刻まれた十戒を投げ込むと罪深き人々は地面の割れ目に落ちていくのだった。罰として40年に渡り人々に荒野をさまよわせたモーゼはヨシュアに全てを託し、山に登るのだった。