青豆

リアリティ・バイツの青豆のレビュー・感想・評価

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)
3.7
“生きてて良かったと思う瞬間があるだろ?
すべてが順調に思える時が“

“ある瞬間こう思うの「待って!今のわたしって幸せだわ!」
ほんの一瞬ですぐ消える“

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わたしが最近気がついた、幸せというものは連続的な期間のことではなく一瞬の出来事を指す、という方程式は、少なくとも遡ること28年前、1994年の時点で世に示されていたようだ…

“僕はこれだけで満足だ
タバコとコーヒーおしゃべり 君と僕と5ドル“
そんな一瞬の幸せが、そうではない莫大な時間の合間合間にあれば充分だ。

90年代特有の人と人との距離が近い感じや若きイーサン・ホーク×ウィノナ・ライダーの眩しさ、Reality bitesというタイトルどおり社会に出てもがきながらも夢を模索していく感じが最高なだけに、結局のところ恋愛にたどり着く結末はシングストリートだの梨泰院クラスだののラストを観た時と同様ちょっぴり残念な気持ちになってしまう。
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