みずか

コレラの城のみずかのレビュー・感想・評価

コレラの城(1964年製作の映画)
3.6
国立映画アーカイブの松竹100年特集で鑑賞。スケールの大きな伝奇時代劇の佳作。映画の中盤城の絵図面の争奪のあたりから、俄然面白くなる。取りつぶされた大名の姫を演じる美少女然とした鰐淵晴子が拷問にかけられるし(セクシー・ショットもあり)、入った者は誰も帰ることがないという城の怪しい雰囲気もいい。城で待ち受ける敵の正体、明らかになる姫たち藩の残党の計画といった物語の展開も飽きさせない。丹波哲郎と敵役の南原宏治の組み合わせの相性もよく、ラストの対決シーンも格好よかった。
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