まみ

チーズとうじ虫のまみのレビュー・感想・評価

チーズとうじ虫(2005年製作の映画)
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正直さいきん労働するのに手一杯で映画館に行ってみてもああ映画終わったあとどうしよう…と考えてしまうこともしばしばで。でも『チーズとうじ虫』はそんな時間がなかった、豊かだった。大好きだとか愛してるとかそういう言葉では紡げないあなたと過ごした生活について。スーっと吸って吐く空気のなかにあなたはいる。記憶は、心のなかにあるというよりは足元を少し浸すくらいの水たまりみたいにわたしを包んでいる。白く包まれて横たわるお母さんの上に1歳くらいの男の子が登ってしまい、ダメだよと言われて大泣きしてしまうシーンとか。何かと何かが重なってしまう夢みたいなシーンがいっぱいあった。土曜日におっしゃってたアケルマン『ノー・ホーム・ムーヴィー』とのつながりも覚えときたい
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