FREDDY

ブラザーズ・グリムのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ブラザーズ・グリム(2005年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

テリー・ギリアム監督がマット・デイモンとヒース・レジャーの共演で制作したアドベンチャー・ファンタジーである本作は、弟のジェイコブが医者に診せるための資金源であった牛を売らず、道中で出会った何者かに騙され"魔法の豆"と物々交換してしまったことで病に臥せていた妹・ロッテが亡くなってしまった15年後、弟とともに"魔物ハンター"を演じながら各地を巡り魔物退治の報酬で生計を立てていた中、フランス支配下のドイツ・カールシュタットへと訪れ"水車の魔女"を退治したと街の人々を騙すも、ヴァストファーレン王国の司令官・ドゥラトンブ将軍の部下であるカヴァルディに詐欺の容疑をかけられ逮捕されてしまったグリム兄弟の兄・ウィルが、ドゥラトンブ将軍の提案により恩赦を受けるべく多くの子供たちが謎の失踪を遂げていたマルバデンの森へと赴き、森に詳しい猟師の娘・アンジェリカの協力を得ながら相次ぐ失踪事件の解決にやむなく乗り出すも想像を絶する事態に遭遇したことで、恐怖におののき一度は逃げ出そうとするも、妹たちを連れ去られたアンジェリカのために森に巣食う"鏡の女王"に勇敢に立ち向かっていったジェイコブとともに"鏡の女王"が企てた陰謀の阻止に奮闘していく様が描かれた作品となっているのだが、印象としては可もなく不可もなくといったところでしょうかね。マット・デイモンやヒース・レジャー、モニカ・ベルッチなどといったキャスト陣の共演で「グリム童話」で知られるグリム兄弟が若き日に体験したグリム童話の種である体験談や冒険記が描かれるも、全体的に見て中途半端で期待値を大きく下回る仕上がりとなっていましたし、グリム童話の世界観を散りばめた大まかなあらすじこそは面白いとは思うのだが惹かれるような展開はなく、テンポもいまいちで途中で何度も飽きてしまった。題材は良いのだが何を描きたかったのかが伝わってこないと言いますか、兄弟の絆や恋愛要素、ファンタジーの世界観でコメディも散りばめられアクションも満載だがこれといって秀でいているものはないですし、印象にも残らない。暇つぶしにはなるのかもしれないがオススメは難しいかと。
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