アン子

ボルサリーノのアン子のレビュー・感想・評価

ボルサリーノ(1970年製作の映画)
5.0
2人で1つになりたかったのになれないお話

煙を吐いて首をふる演技、マフラーをコンシェルジュに渡す動作、相手を射すくむ目つき等、シーンのどれもが優雅で見飽きない。
BGMがややローテンポで前半はちょっと寝た笑笑 でも少し寝たぐらいなら影響なかったので、敷居を感じている人でもとりあえず観てほしい👍


主役のうち、1人は
魔性の色男ロック、もう1人は
フランス人顔で頭のキレがいいフランソワ

ロックがすがって甘えることができるのは、実は作中でたった2人しかおらず、カリスマ的存在がヒヨコみたいについてまわってる感じなのがもえ



以外伏字でもネタバレ




結末の**のセリフがよくわかる。
ギャングがしそうな悪どいことを、やりそうな**を疑ったり、晴れたら白い奥歯を見せるぐらいニカッと笑うチャーミングな**が、
「2人では必ず完璧な満足へはたどりつかない。次は最後の1人になりたくなって、俺が先に**になると思う。」(意訳です)
きっと、隣で劣等感や妥協を唱え続けており、**へ疑い深くもなっており、
クマの色が濃い黒なのは**の方なのに、悪い行為を話している彼を泣きそうなすがりたい目つきで見ていてすごかった
アン子

アン子