magnolia

ボルサリーノのmagnoliaのレビュー・感想・評価

ボルサリーノ(1970年製作の映画)
4.7
いつも不満ね

満足。話はありきたりなのに、なぜにこれほど楽しめるんやか。常に無駄に余裕がある態度が、キュート→ガチ大物感に移行する様がたまらん。ショート丈のスーツ、たばこの吸い方、帽子のかぶり方、軽装なドラムセット、クラシックカー、いちいちイケてて悶絶。

冒頭から流れるテーマ曲が、シリアスな場面をエラくコケティッシュに演出して、ギャップが可笑しいのなんの!だんだん「本物」になるにつれ顕著になる、どこまでも兄貴なカペラと、結局弟なロックの違いが切ない。

[ 色恋と同じく、帳面ではわからないこともある ]
[ 狼同士の喧嘩は好都合 ]
[ 女はみな危ないものさ ]
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