善き人のためのソナタの作品情報・感想・評価・動画配信

『善き人のためのソナタ』に投稿された感想・評価

終始歯がゆい気持ちと美しい表現に感銘を受ける気持ちが入れ代わり立ち代わり訪れた。
芸術とは何か。を定義し続けた結果がこの作品なのかもしれない。
時に人を感動させ、時に人を代え、時に人を妬み、時に人をも殺してしまう。
それが芸術であり、芸術家である。
ただ、世の中の芸術家は限られた人で構成されている訳ではなく、自分を含め、全ての人が芸術家であり、それを表現しているかしていないか、または表現出来るか出来ないかでしかない。だから、我々が芸術を提供できない側だとしても受け取ることはできる。
描けない、弾けない、魅せれない、そんな芸術家もいて当たり前。
描きたいことを描こうとすること。弾きたいことを弾こうとすること。魅せたいものを魅せようとすること。
それは今の時代に与えられた自由という特権。
その特権を少しでも手に入れた心地は所有していたい。
また、政治的背景が肝の作品だが、端々に表現しているヒロインとの切ない愛も、みなさんからのこの作品への総合評価が表している。
急に大切な人を失うという辛ささえも芸術なのかもしれない。
だとしたら、それを芸術だと思える自分にセンスがあると思うしかない。じゃないと明日にでも潰さられそうなほど寂しさを感じる。
s

sの感想・評価

4.0
渋い。感情的な登場人物を見ると冷めて、本作のように淡々としていると逆に心を揺さぶられる人間なので、泣きました。
あえて直接話しかけないのが粋。

泣いてる間、大臣に会いにいくクリスタを心変わりさせなければああならなかったのでは?などと理性が邪魔してきた。
子供にボールの名前聞いてるのかわいいね。
監視社会、怖っ!あの時代、あの国の人たちはプライベートなんてなかったんだね。主人公が盗聴していく中での気持ちの変化が上手く描かれていた。ラストシーン、主人公が報われたような気がして嬉しかった。😃ぜひ、観てみてください。
題名:善き人のためのソナタ
鑑賞日時:2022年11月23日
鑑賞方式:U-NEXT
評価:3.9(MAX5.0)

『この曲を一度でも聞いたなら悪人にはなれない…』


2022年189本目

【短評】
 東ドイツの国家保安省の職員が自由と尊厳を求めた作家の生き方に感化されていく様を描いたドラマ作品。長尺で非常に淡々とした作品でしたが、最後まで飽きずに見れる良作です。ソナタがあまり心に響かなかったのだけが不満点。

【まとめ】
 最後の台詞が全てでしょう。大変面白い作品でした。


以上
2022-266

衝撃。自分の考えや想いが制限される世の中で、騙し騙しに生きていく辛さをひしひしと感じるし、こんな結末はキツすぎる。戦後の東西冷戦モノは精神的に辛くなる作品が多いが、これはその中でもレベルが違った。
ゆう

ゆうの感想・評価

4.8
いや、私のための本だ

ヴィースラーの誇らしげな表情😭
張り詰めていた緊張感からいっきに解放されるこのセリフ😭

ヴィースラーの心の変遷に胸が締め付けられる。全てが、ラストの感動へと繋がる伏線。

心温まるが哀しい。哀しいが心温まる。時代に翻弄された人々のことを思わずにはいられなかった。

善き人のためのソナタ、なんて美しいタイトル。ドライマンのソナタを聴いたヴィースラーの頬を伝う涙の美しいこと。

決して善き人とは言えなかったヴィースラー。善き人では生きにくい東西ドイツ終盤の時代背景。そんな中、一冊の本、一つの音楽との出会いが心を揺さぶり、見返りを求めずに行動する原動力になった。感動は人の心を動かし、共鳴へと変わる。

聞き覚えのないその哀愁たっぷりのソナタは、映画のための曲らしい。

暫く余韻に浸り、しみじとさせてくれる傑作に、またまた出会えた幸せよ🍀

静かな感動作は見る人を選ぶかもしれないけど、沢山の人に見てほしい!
ますみ

ますみの感想・評価

5.0
単調なテンポの映画は苦手だったけど、これはスリルを感じて集中して見れた。
謹厳実直な彼にとって社会主義が目の前で揺らいだのは初めての感覚だったから、芸術家たちの豊かな感情や表現がじんわり沁みたのかな。数年後の彼は苦労が多いはずなのに何となく穏やかに見えた。
エンディングも意外で、綺麗で、うるっときた。
nobu0326J

nobu0326Jの感想・評価

4.2
1984年の東ドイツ。
共産主義監視社会の薄気味悪さ。
国家に反逆しそうな人物を特定すると密かに家に勝手に入り込んで盗聴器をこっそりと設置してしまう。
24時間体制なのでプライバシーなどあったものではありません。
まったくの無表情で小さな音まで聴き取り可能なヘッドホンで反逆者の謀叛ネタ探しに勤しむヴィースラー大尉。
彼の人生、何が楽しいのだろう。
そんな彼の心の中に善の小さな灯がポッと灯り揺らめきハラハラドキドキの展開が静かに広がっていきます。
エンドロール直前でさらに深く強く揺さぶられる映画「善き人のためのソナタ」(2006年作)なのでありました。
あやか

あやかの感想・評価

5.0
ドイツ映画見る時、ホロコーストが題材の作品が多かったから題材が新鮮だったから余計面白かった!ドイツって思ってた以上に複雑な歴史が多い国だな、もっと色々見てみようって思った
ヴィースラーの「私のための本です」っていう言葉で終わるラストシーンが印象的でとても好きだった。内容は悲しいんだけどラストシーンで救われた気持ちになる。
22/01/30。フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、2006年作品。旧東独政権下での市民の監視、盗聴等にあたっていた主人公を描く。彼は、反体制の可能性のあった劇作家の生活の監視にあたっていたが、命令に反して、致命的な情報を握りつぶしてしまう。
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