ドイツといえばサッカー、ビール、ソーセージ。その昔東西に分けられていた事なんて、ふと忘れてしまいそうになる。
そうだった。
1つの国が東と西で分けられ、自由に行き来出来ない時代があったのだ。
1…
当時の権力の姿である「監視」を描き、冷たい描写が全体を貫いている。
自由を求める人も冷徹に努める人も縛られていて行き場がない。ささいな事実や情報で究極的に何を守るか?を選ばされる社会は非常に残酷だけ…
このレビューはネタバレを含みます
2024.4 再見
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1984年旧東ドイツ
言論統制機関に勤める主人公
盗聴する演習家と女優さんを救おうと
少しずつ報告書を操作する
舞台裏方の協力者と作製する反政府記事
私怨いっぱいの政治…
盗聴映画なのでコッポラと同じくヘッドホンをかけたおじさんをどう撮るか、という問題に向き合わないといけないんだけど、そこを全体主義の物量で乗り切ってるのが面白かった。盗聴するにも団体が直接乗り込んで…
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寂しくて、苦しい時代の真面目な作品だった。
こんなにも自由が許されなくて、いつも国家に捕まるんじゃないかとビクビクして生きている。あるのは死だけ
芸術家が潰される、と言うことは、芸術は停まる、衰退…
★東ドイツの秘密警察が、ある劇作家を監視している。革命の尻尾を掴もうと盗聴する中、彼らの生活が聞こえてくる。
◯本当にこの東西ドイツの状態、現実だったんだから、何よりも恐ろしいわ
◯イェルスカの…
もっと難解かと思いながら観始めましたが、情報量はちょうどよく、ラストもじんときました。
本筋からは話がそれますが、
終盤の「民衆が東ドイツを懐かしんでいる」という台詞(一字一句正しくはないです)に…
このレビューはネタバレを含みます
・非常にクオリティが高い映画だった。主人公の心理描写や伏線がもうちょっとあった方がわかりやすいも思ったけど、脚本、演技、音楽、演出どれもがハイレベル。
・時代性も感じられたし、1980〜90年代のド…
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