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善き人のためのソナタのkogureawesomeのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
3.0
1985年頃の東ドイツの話。
日本で言えば昭和末期から平成初頭の話。

秘密警察・諜報機関シュタージの男と、劇作家と女優と大臣がいた。
シュタージの男は笑わない、表情がない。
大臣の命令で、劇作家の生活を盗聴するシュタージの男。劇作家と彼の恋人でもある女優の生活を監視する姿は登場人物を見つめる観客のようでもある。

ある日、女優が大臣から性暴力を受ける。

シュタージが観客の立場から飛び出して女優に話しかけるシーンや、近所の子どもから話しかけられるエレベーターのシーンが印象に残る。

日本映画の『笑いの大学』や韓国映画『工作 黒金星と呼ばれた男』を思い出した。
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