「盗聴」
考えただけでも恐ろしい…汗
そりゃあ色んな“他人に見せたくない場面”が聞かれるということで、、
自分に置き換えたら消えたくなるような設定でした。
今ではありえないようなことが戦争中は国家が堂々とやるということを改めて実感。
しんみりとする映画だなあ…
「盗聴」っていうテーマで、「聴く」ということにフォーカスが当てられてるのはたまたまなのか、意図してなのか、、、音がとにかく美しい。ソナタのシーンはもちろんだけど、その他の挿入歌やラストシーンなど、心にじんわりと響く音楽が印象的だった。
主人公もストーリー展開も、多くは語らないけど感じてほしい、それが伝わってきた。
映画鑑賞という行為もよく似たところがあるかもしれないけど、人の生活、生き方を覗き見て、時間をかけてその人の感情や行動を理解すると、立場とか関係なく情が湧いてくるものだな、、
終わり方がとてもよかった。主人公の顔が1番生き生きとしているように見えた。言葉のあやとかも良いなあ。
東西ドイツ時代の話。舞台は東ドイツ、
国家に反発する劇作家を盗聴するという役割を与えられた主人公だが、、、
電話とかラジオとか盗聴器とか、、聴くものの存在が大きかったんだなあ、、