最初は結構重めで堅い内容かなと思っていたけど、脚本家が雑誌に実情をリークするあたりからスリリングさが増して面白くなっていった
途中は誰も報われないバッドエンドかなって思ったけど、ラストはハッピーエン…
1984年、東西統一前の東ドイツ。反体制疑義への監視をしていたヴィースラー大尉が劇作家・ドライマンの世界に魅了されていく。
圧力をかけられると罪のある者は怒るのではなく泣き、用意された言葉に縋るた…
東ドイツの閉塞感のある空気が重苦しいタッチで描かれる。
最後の「わたしのための本だ」というセリフが見事だった。
ひとつは贈り物ではなく、自分用であるという意味、
もうひとつは作者が自分の生き方…
葛藤、そして『善き』人とは。
自分がどう生きるのか、何を善きとし悪とするのか。
この映画には、ずっと問われていた気がする。何に対して真摯で真面目であるのか。自分の向いている方向が正しいのか。そして…
結局は、空気を読んで上手く立ち回り出世し、権力を手に入れたものだけが好き放題できて。
権力の前では、美徳も正義も誇りも愛も芸術も、全部ねじ伏せ踏みにじられていたのが観ていて辛かったです。
それを表…
静かな映画だがとても気に入った。
派手な展開はないし、全てが詳細に描かれているわけではないがそこがいい。
特に主人公ヴィースラーの微妙な(本当に微妙な)心情表現が見事だった。
そもそも堅物でシュタ…
面白かった!素晴らしかった。名作と知ってたけど未見だったので履修。
東ドイツがなぜこんな不自由さの中で40年も続いたのか、思わず調べた。ドクズな支配階級、監視社会、尋問と密告、表現を奪われた芸術家の…
ヴィースラー大尉はドライマンのピアノを聴いて変わったというより、ピアノはダメ押しだった様に思う。
興味のない芝居に連れてこられてクリスタの演技をオペラグラスで見た時、彼は目を見開いたように思えた。
…
「1984年東ベルリン🇩🇪。国民は国家保安省の監視下👁にあった」
なるほど……🤔
派手なシーンがほとんどない、とても静かな作品なのに、様々なシーンが余韻を残す👀。
これは確かに、社会派ヒューマンド…
© Wiedemann & Berg Filmproduktion