ヒースの作品はほぼコンプリートしてしまっているので未見のものは嬉しい!しかもヒロインは愛しのK.ハドソンときた!わーい
...将軍の息子でエリート士官のハリーは、美しいエスネという婚約者を得て、順風満帆な日々を送っていた。間も無くしてスーダンへの反乱軍鎮圧の任務が下されてしまうが、この戦争に疑問を抱いたハリーは苦悩の末、除隊を決断。
すると仲が良かった隊員たちから、臆病者を意味する“白い羽根”が贈られてしまう。そしてまたエスネも同じように彼の元を去って行くのだった...。
しかし彼は、その羽根を握り締め、仲間のために戦地へ向かうんですね。「臆病者」ではなく、気持ちが優しくて、無口だけど忍耐強い彼が、友を見捨てることはありませんでした。
やがて捕虜の身となるハリー。遮るものがない砂漠から逃走することは極めて困難です。じゃがいものように扱われ、物乞いをして凌ぐ一日。
それでも生きようと懸命に前を向きますが、エスネに見放された今、彼にはもう、帰りたい場所はありません。
それでも、生きてこそ。
生きていればこそ、希望の光は消えることはないのだと思います。
こんな風にニコッと笑って
ヒースが帰ってきてくれたらいいのになー!なんて思いながら泣けてくる良作なのでした。