のりんぽ

恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズののりんぽのレビュー・感想・評価

3.8
大人な映画だった~
煙草の煙、お酒、ピアノの音色、街の景色…
タイトルとジャケット写真で最初は三角関係の話かと思っていたけど全然違った。
大人のラブストーリーではあるけど、それだけではない兄弟の関わりだったり、それぞれの葛藤だったり、夢を追いかけること、夢が叶うこと、夢に破れることなどいろんな角度から観ることが出来てそれがよりいっそう味わい深い作品になっていると思う。

スージー役のミシェル・ファイファーは本当にはまり役だった。
一番の見せ場は赤いドレスでグランドピアノに横たわりながら歌うシーンだと思うけど、何と6時間かけてリハーサルと本番が行われたそう。
歌も1日10時間スタジオに入り凄まじい努力をしたとの事で、見た目の美しさだけではなく、その努力する姿勢に感動した。あの歌声はミシェルの努力の賜物だと思いながら聞いてほしい。
そしてベイカー兄弟は実生活でも兄弟だったんだ❗️見終わってから知った😅

ラストでジャックがスージーに
「きっとまた会える。これは直感だ」と言ってだけど、私だったら
「ありがとう。でももう会わない。」っていうかな。口には出さずに心の中で。

この映画を観てる時、東京のコットンクラブが何度も頭に浮かんだな~
そんな雰囲気。
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