ちょうどいい

日の名残りのちょうどいいのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
3.7
どこまでも石部金吉ないわゆる英国紳士の回想録なのだが、豈図らんや普通に楽しめる。

凡庸な執事の屋敷内でのドラマを終始感興を持たせ続けられるのはプロットの妙か。

ラストも本意ではなかったが納得させられたのもプロットの妙か。

WW2前夜も垣間見れて知識の摂取にもなる。

『ダウントン〜』『ゴスフォード〜』を彷彿させる空気感もなかなかいい。

ただ、イシグロだからって無理して高評価しなくても…、という感じ。