まさやん

日の名残りのまさやんのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
-
大大好きなカズオ・イシグロがノーベル賞を受賞したということで、意外にもまだ見れていなかった映画版「日の名残り」を記念に鑑賞。
 
冒頭シーンから、原作にはない美術品オークションのシーンがぶっ込まれ、原作厨としてはおったまげ。
全体通して、よくあの小説を2時間半にまとめきれてるなぁと感心する一方で、「アンソニー・ホプキンス」演じる主人公のスティーブンスが、映画版では少しハードボイルド過ぎるような気も否めない。

ていうか、レクター博士にしか見えない!笑
だからどっか怖い!笑
 
原作は、もっと自意識過剰で、少しメンヘラっぽくて、自問自答しまくってて、それでも結局答えは出なくて、最終的に幸せにもなれない感じが好きなんだけどなぁ。

始まり方はまだしも、映画版の終わり方は「いかにも」という感じであまり頂けない。

平和の象徴が大空高く飛んでいってさいなら〜ってwww
まさやん

まさやん