午前十時の映画祭9にて。
ノーベル賞をとったカズオ・イシグロが原作ということで知ってはいたけど観る気がなかったけど、すごくよかった。
自分にはどうにもならない、というのは実は言い訳にすぎないのかも…
夕暮れが1番いい。と言った映画の中にある夕暮れはどれもピンクとオレンジが混じりあったとても文学的な幻想的な空だった。留学していた非日常の中で見た空を思い出す。
執事という職を全うすることは、自分を…
執事としての仕事に人生を捧げた男の生涯と淡い恋…。ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの同名小説を映画化した人間ドラマ。
職務上、本心と言葉は別物にしなければならない。そしてそれは私人としても。
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信頼できない語り手(Unreliable narrator)とは、主にミステリー分野に用いられる叙述トリックとして広く知られているものであり、たとえば1人称の語り手によって展開される筋立てをミスリー…
>>続きを読むカズオ・イシグロ原作ということもあって文学的な薫りのする作品だった。
貴族の屋敷に使える執事とメイド。2人の惹かれ合いながらもくっつかない絶妙な関係性がとても良かった。終盤のバスの手を離すシーン、…
最後の何気ない夕暮れが一番いいとみんな言うそれを待つって言葉
好きだって分かったのに結婚せずに数年経ってから会うってどんな気持ちなんだろう長い間一緒に過ごした人と再会してももう一生会わないと思いなが…
いい映画だと思う。原作未読だが物語が淡々と進む感じもいい。
一方、アンソニーホプキンスの献身的な執事という役柄は、現代の時代からみると、理解できる範囲を超えてるというか、その生き様の美学的な価値をそ…
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