このレビューはネタバレを含みます
寂しくて、苦しい時代の真面目な作品だった。
こんなにも自由が許されなくて、いつも国家に捕まるんじゃないかとビクビクして生きている。あるのは死だけ
芸術家が潰される、と言うことは、芸術は停まる、衰退…
旧東ドイツ、シュタージの監視社会がリアルで、一般市民の窮屈な暮らしぶりが想像できた。ヴィースラーの人生は幸せそうには見えないけど、あの時行動できたこと、それが伝わったことで報われたんだ、と思える結末…
>>続きを読む東ドイツで反体制疑いの作家を盗聴をしていくうちに心動かされ、こっそり国家に背き作家を救うおじさんのお話し。
気球で西側に脱出する映画を思い出した。
生きづらい時代の東ドイツの物語は辛いものが多い…
★東ドイツの秘密警察が、ある劇作家を監視している。革命の尻尾を掴もうと盗聴する中、彼らの生活が聞こえてくる。
◯本当にこの東西ドイツの状態、現実だったんだから、何よりも恐ろしいわ
◯イェルスカの…
ゲスい大臣
ドイツが東西に分かれていたころの東の方の話。相互監視の窮屈な社会では権力を握った者が暴走するという共産主義の特性をよく表したストーリーであった。特に一番上の大臣のゲスっぷりが際立つちん…
もっと難解かと思いながら観始めましたが、情報量はちょうどよく、ラストもじんときました。
本筋からは話がそれますが、
終盤の「民衆が東ドイツを懐かしんでいる」という台詞(一字一句正しくはないです)に…
© Wiedemann & Berg Filmproduktion