主義や思想や派閥などは人の行動を補完したり抑制したりするものであっても、人の行動の価値を決めるものでは無い。何故ならば、人の心は常にそれよりも深いものだから。そして何よりも、それ等を常に上回る愛を知…
>>続きを読むヴィースラーは終始無表情だ。だが彼の心が静かに変化していく様が痛いほど伝わってくる。国家の名の下に権力を行使したとしても、人間の本質までは縛ることができない。ラストはとても美しく、彼の表情と言葉が忘…
>>続きを読む使命に忠実な善き職業人が、高潔な心では受け止めきれない汚れた現実と向き合い苦悩するが、自らの高潔さに忠実になることで、信じてきた価値観の崩壊や時代のうねりにも翻弄されず、最後に善き人として認められた…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
社会主義思想を純粋に信じていたからこそ、その体制の矛盾に苦悩したのだろう。
昇進間近ではあるがただ時間を過ごすだけの自分と、かたや反体制のはずなのに情熱を持って毎日を過ごす彼ら。
きっかけが美しいソ…
残酷な時代に生まれた、繋がるはずがなかった人間同士の繋がり。
それぞれの登場人物の感情表現や切ない展開に涙が止まらなかった…なのに悲しさだけではない。
流れてくる音楽に心を打たれずにはいられない。こ…
タイトルとジャケだけで内容知らずだったので驚いた。ベルリンの壁以前の独裁国家のお話だったとは!ジャケ写真のヘッドフォンは音楽を聞く為のものではなく国家保安省による盗聴!でした。
ラストは美しく、ちゃ…
© Wiedemann & Berg Filmproduktion