「センスの塊」でしかない映画。
音楽もセリフも、無駄がなく
小刻みに心が震える。
「泣く」ではなく、「瞳が潤む」のだ!(涙溢れぬよう耐える!)
東ドイツ時代の国家保安省の内部が
手に取るように分か…
20230212-066
1984年、東ベルリン
原題:Das Leben der Anderen「他人の生活」/The Lives of Others
国家保安省(シュタージ)局員ヴィースラー大…
このレビューはネタバレを含みます
2024.4 再見
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1984年旧東ドイツ
言論統制機関に勤める主人公
盗聴する演習家と女優さんを救おうと
少しずつ報告書を操作する
舞台裏方の協力者と作製する反政府記事
私怨いっぱいの政治…
完全に強固な体制側だった主人公が反体制の私生活を覗き見るうちにその人間性に触れて徐々に心が揺らいでいく。人間は変われるんだ。共感できる演技。ほかの役者さんもそれぞれ味があって素敵でした。しかし高官は…
>>続きを読む盗聴映画なのでコッポラと同じくヘッドホンをかけたおじさんをどう撮るか、という問題に向き合わないといけないんだけど、そこを全体主義の物量で乗り切ってるのが面白かった。盗聴するにも団体が直接乗り込んで…
>>続きを読む© Wiedemann & Berg Filmproduktion