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フランケンシュタインの花嫁のFMLのレビュー・感想・評価

3.0
監督の半ばやけくそというか、
開き直ったかのような
演出が見られるようになる。
これは俺が勝手に思ってるわけじゃなくて、
売れるわけないから好きにやろうと思った、的なことを監督が実際に言ってる。
って、Wikipediaに書いてた。
確かに色々やらかしてる部分はあるけど、
俺がどうしても受け入れられへんのは、
盲目の老人との会話で、
『私は目が見えない
君は言葉を喋れない
似た境遇同士だ』
的なことを言った後に、
怪物が言葉を話し始めるところ。
いや、しゃべってどーすんねん!

これに関しては怪物役の
ボリスカーロフも言及してて、
『喋るなんて馬鹿げてる』と一蹴してる。
喋ったらただ見た目やばいだけの
でかいおっさんにしか見えへんやろ。
盲目のおじさんとの絆も一瞬で
ぶち壊しとるやないか。
•••まぁええけど。
何熱くなってるんやろう、俺。

せっかく苦労して作った
花嫁にも嫌われる始末
「ギャーーー!!」って人間よりも
でかい声でビビられて、
流石に可哀想やな、ありゃ。
好きでもないやつと強制的に
くっつけられて、はい付き合いなさいって
言われても、そりゃ嫌に決まってるわな。

教訓というにはいささか
軽く作りすぎた感はあるけど、
永遠のテーマ、"命"を扱ってるだけあって、
すごく共感しやすい内容やった。

それにしても、"透明人間"にも出てた
あのクソうるさいおばはん、
相変わらずギャーギャー喚き散らしとるわ。
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