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華麗なる追跡のcatmanのレビュー・感想・評価

華麗なる追跡(1975年製作の映画)
4.0
1975年公開。志穂美悦子の華麗なるコスプレ七変化がめちゃくちゃ楽しい。カーレーサー/富豪ギャンブラー/スーツ姿の男装/セーラー服の女子高生/修道女/お茶汲みのお婆さん、他にもあったかな?笑っちゃうのは迷惑なお茶汲みBBAに扮する小芝居で、志村けんや研ナオコのコントを思い起こさせるコメディエンヌっぷりを発揮していて実にチャーミング。全体的に則文監督らしいシュールでオフビートなコメディ感覚があって、お約束のエログロ要素も着ぐるみプレイみたいなぶっ飛んだ感覚が面白い。マッハ文朱は歌が上手くてそっちの方にビックリ。由利徹の出演も嬉しいポイント。そしてやっぱり郷鍈治が凄く良くって、彼のキャラクターにもっと活躍の場を与えて欲しかったと思わずにはいられない。もちろんえっちゃんのカンフーアクションは冴えていて、特に終盤のクライマックスは見せ場の連続。爆破の火薬量も彼女のガッツとスキルも半端無い。石橋雅史の最期はショッカーの怪人と同じだった笑 ドカーン!!
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