夫に尽くす幸薄い妻とヤクザな野郎の愛の物語。これは人の幸せとは何かを問う作品だ。問われてもわからんわっ、バッキャ…まぁ、許そう。
珍しくハードバイオレンスな阿部寛か見れる。パンチパーマがシブい。この長身で暴れられたら怖い。お約束とはいえ、度重なるちゃぶ台返しのシーンにイラついてくる。食べ物を粗末にすんなっ、バッキャローッ!
中谷美紀が気仙沼の方言を操る。ナチュラルメイクで幸の薄さを自然に演じる。アジャ・コングがアジャする。美味しいところを持っていってしまう。
B級のようでB級ではない。徐々にシリアスに迫り泣き笑いさせようとする。エンドロールでもチクチクと攻撃を仕掛けてくる。同じ中谷美紀主演の『嫌われ松子の一生』と幸の薄さを比べて、ワッチョイ!