このレビューはネタバレを含みます
ウォシャウスキーズによるオタクスピリット満載の、「マッハGoGoGo」の実写映画化。
超カラフルな画面に、全編CGてんこ盛りで作ったような内容は、レースシーンなんかのまるでゲーム画面を見ているようなスピード感。
物凄い才気を感じるし、マリカーのはちゃめちゃを映像に落とし込んだようなシーンは最高に楽しい。
妨害のためにニンジャを送り込む→パパが実はレスリングチャンピオン→出れなくなった仲間の代打にクリスティーナ・リッチ!の流れはマジで笑った。
これは良質なコメディだ!と思った途端に、やもすればおバカ映画にもなり得るこの作品が異常に愛おしくなってくる不思議。
私はこの作品好きだな。
家族経営の天才ドライバーが、大企業に引き抜かれそうになったのを断って、大企業とバチバチするドラマパートも必要とはいえ、この内容で2時間越えは長すぎるかなとは思う。
これで2時間切っていたら、カルト的大傑作になっていたかもしれない。
あと、純粋にスーザン・サランドンとクリスティーナ・リッチが眼福。本当に眼福。