今の若い人たちには「なんじゃこりゃ」な作品だろうがおじさんの私にはハートを鷲掴みされるとても良い作品に思えた
原作アニメは幼い頃にテレビで再放送されていたものをただ“アニメだから”という理由でなんとな～く見た事ある程度でそんなに思い入れもないし内容も全然覚えていない
だが、この作品からはそんな原作に対する愛とリスペクトを感じるし観ていて断片的でうっすらとしか覚えていない記憶が「あぁ！そうそう！そんな感じだった」と蘇ると同時に少年だった頃の気持ちも溢れてくる
ウォシャウスキー姉妹が最初に見た日本のアニメであり映画化は長年の夢だったというのも納得で面白くする為に理屈や道理は度外視し、話が破綻している昭和のアニメを上手く実写映画化し原作アニメのあり得ない演出も再現されているのは本当に見事で世間の評価以上に凄い事を成し得てると思う
この作品を面白いと思える自分は幸せ者だし誇らしくすら思える
